「夏冷え」とは、冷房による室温低下や冷たい飲食物の摂り過ぎなどによって、夏場でも手足や体の芯が冷えてしまう状態を指す一般的な呼び方で、医学的な診断名ではありません。厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトでは、冷え性は手足の先が冷える「四肢末端型」など複数のタイプに分類されるとされています([出典](https://kennet.mhlw.go.jp/slp/news/report/2024/03/01/3607.html))。こうした冷えへの対策をサポートする目的で、生姜エキスやビタミン類、鉄分などを配合した健康食品・サプリメントが「冷え対策サプリ」として市販されています。
冷房の効いたオフィスで長時間過ごすうちに手足が冷たくなる、夏でも靴下が手放せない、冷たい飲み物やサラダを摂る機会が多く体が冷えやすいと感じる——こうした悩みを持つ20〜40代の働く男女は少なくありません。デスクワーク中心の生活で運動量が減り、冷房と冷たい食事の両方の影響を受けやすいことも、夏の冷えを感じやすい一因とされています。
厚生労働省のスマート・ライフ・プロジェクトの情報によると、冷え性は四肢末端型など4タイプに分類され、改善策としてタンパク質の摂取や温かい食事、生姜・根菜といった体を温めるとされる食材の摂取が紹介されています([出典](https://kennet.mhlw.go.jp/slp/news/report/2024/03/01/3607.html))。
また同プロジェクトの別のページでは、夏野菜を使ったサラダやスムージーは体を冷やしやすい食べ方であり、加熱調理を取り入れたり、体を温めるとされる食材に切り替えたりすることが冷え対策として紹介されています([出典](https://kennet.mhlw.go.jp/slp/news/report/2020/01/09/98.html))。つまり、公的機関が示す情報の中心は「食事内容や生活習慣の工夫」であり、サプリメントはあくまでその補助的な選択肢の一つという位置づけです。
一方、厚生労働省のeJIM(統合医療情報発信サイト)では、健康食品・サプリメントは疾病の予防や治療を目的とするものではなく、科学的根拠が明確でない量を摂取することには健康被害のリスクがあると注意喚起がなされています([出典](https://www.ejim.mhlw.go.jp/doc/index_food.html))。サプリメントを選ぶ際は、こうした公的機関の情報を踏まえたうえで、生活習慣の見直しと組み合わせて検討することが重要です。
冷え対策サプリを選ぶ際は、次のような観点を確認すると判断しやすくなります。
いずれの観点も「効果を保証するもの」ではなく、購入前に比較検討するための一般的な目安として活用してください。
サプリメントは食品であり、医薬品のように特定の症状を治療する目的のものではありません。原材料にアレルギーがある方は成分表示を必ず確認し、持病がある方や医薬品を服用中の方は、成分同士の相互作用が生じる可能性もあるため注意が必要です。前述の通り、eJIMでは科学的根拠が不明確な摂取量による健康被害のリスクも指摘されています([出典](https://www.ejim.mhlw.go.jp/doc/index_food.html))。パッケージに記載された目安量を守り、体調に変化があった場合は摂取を中止してください。冷えの症状が長く続く場合や体調に不安がある場合は、自己判断せず医師にご相談ください。
夏冷えは冷房や冷たい飲食物の影響で起こりやすく、厚生労働省の情報では温かい食事や生姜・根菜などの摂取、加熱調理への切り替えが対策として紹介されています。サプリメントはこうした生活習慣の工夫を補う選択肢の一つであり、選ぶ際は成分表示や価格、レビュー件数などを比較することが参考になります。ただし健康食品はあくまで食品であり、疾病の治療を目的としたものではないため、体調に不安がある場合は医師にご相談ください。