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冬の朝、目が覚めるたびに喉がカラカラで、口の中がパサパサしていた。起き上がるのも億劫なくらい、頭がぼんやりしている。最初は「寝不足かな」と思っていたけど、毎朝同じ感じが続いていて、さすがにおかしいと気づいた。
同じ時間に寝ているのに、なぜか週末より平日の朝のほうがしんどい。よく考えたら、暖房をつけたまま寝ている日ほどひどい。部屋の空気が乾きすぎているんじゃないか、と思い始めたのは11月の終わりごろだった。
そこから「寝室 加湿器 いる?」「加湿器 寝るとき どれくらい」みたいなキーワードで調べまくった結果、ようやく納得できる情報にたどりついた。
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「加湿器なんて知ってる」って思うかもしれないけど、寝室用となると話が変わる。リビング用と違って、静音性・就寝中のタンク持続時間・朝まで一定の湿度を保てるかどうかが重要になってくる。
大きく分けると、超音波式・気化式・スチーム式の3種類がある。超音波式は静かで安い分、水質に気を遣う必要がある。気化式はランニングコストが低いが加湿パワーが弱め。スチーム式は加湿力が高いが電気代と熱が気になる。寝室で使うなら「静かさ」と「8時間持つタンク容量」が選ぶときの最低ラインだと思う。
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一番参考になったのが厚労省系のページだった。
厚生労働省の「e-健康づくりネット」によると、快眠に適した寝床内の環境は温度33℃、湿度50%とされている。この数値を初めて見たとき、「そんなに細かく決まってるんだ」と客観的に見て驚いた。暖房で部屋の温度だけ上げても、湿度が下がってしまっては意味がないということだ。
また、厚生労働省の「令和6年度インフルエンザQ&A」では、室内が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、加湿器などで湿度50〜60%を保つことが勧められていた。「喉が弱くなる気がする」という感覚は、なんとなくじゃなくてちゃんと理由があったんだ、と腑に落ちた瞬間だった。
さらに調べると、厚生労働省の建築物環境衛生管理基準では室内の相対湿度を40%以上70%以下に保つことが定められているらしい。つまり40%を下回った時点で「基準以下」ということ。暖房全開の寝室で湿度計を測ったら、夜中に30%台まで落ちていたことがわかって、客観的に見てゾッとした。
これだけお堅い情報源が「湿度を保て」と言っているなら、さすがに無視できないなと思って、加湿器を買うことにした。
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選ばれているのは気化式の中価格帯(8,000円くらい)のもの。超音波式も候補にあったけど、「雑菌が広がりやすい」という口コミが気になって気化式にした。
使い始め最初の3日間は、「あれ、そんなに変わらないかも」という印象だった。湿度計を置いてみると、確かに就寝前の45%→翌朝55%をキープできていた。でも体感としての変化はまだ薄かった。 1週間後くらいから、朝の喉のカラカラ感がほぼなくなった。 これが選ばれる理由として挙げられる。朝起きて「あ、口が乾いてない」と気づいたとき、思わず小声で「おっ」と言ってしまった。2〜3週間経つと、目覚めたときの頭のぼんやり感も少し変わった気がする。以前より起き上がりやすくなった。ただ、これは加湿器だけの影響なのか、寒さが和らいできた時期と重なってるせいなのか、客観的に見てわからない。断言はできない。
微妙だった点を客観的に見てに言うと、気化式はスチーム式より加湿スピードが遅い。乾燥しきった部屋に帰ってきてすぐ潤わせたいとき、「もっと早く効いてほしい」と思った。あとフィルターを週1で洗う手間は想定外にめんどくさかった。---
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私が比較したのはこの3点。
価格は5,000〜15,000円くらいの製品を並べて比べたけど、客観的に見て8,000円前後が「機能と手間のバランスがちょうどいい」ゾーンだった。2,000円台のやつはタンクが小さすぎて、一晩持たないものが多かった。
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買って正解だった。朝の喉のカラカラが消えただけで、それだけで十分もとを取った気がしている。厚労省のデータが「湿度50%」を目安にしているのは伊達じゃなくて、湿度計を見ながら管理するようになってから、寝室の空気に対する意識が変わった。「なんか最近、朝しんどい」と感じているなら、まず湿度計を買って自分の部屋を測ってみることをおすすめする。数値を見てから加湿器を選んでも遅くはない。